北韓の朝鮮中央通信は21日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ヨンウン)国務委員長が北韓北部の中国との国境にある白頭山(ペクドゥサン)に登頂したことを報じ、「民族史に特筆すべき歴史的な出来事だ」と強調しました。
朝鮮中央通信はこのなかで、「民族の聖山、白頭山が民族史に特記すべき激動の瞬間を迎えた。南北関係発展と平和繁栄の新時代に確かな痕跡を刻んだことは、民族史に特記すべき歴史的出来事だ」と強調しました。
また、文大統領と金委員長は、随行員らと共に頂上の将軍(チャングン)峰で景色を楽しんだあと、火口湖・天池(チョンジ)の湖畔を散策しながら会話を交わしたと説明しました。
さらに、文大統領の平壌(ピョンヤン)出発から三池淵(サムジヨン)空港到着、昼食会や三池淵空港での歓迎を詳しく伝えました。
朝鮮中央通信は、「両首脳による歴史的な平壌会談は、南北が取り合って生み出した貴重な成果をより強固なものとし、南北関係を新たな平和の軌道、和解・協力の軌道で発展させ、統一の大業の全盛期を切り開く画期的な転換点」としています。