北韓の李容浩(リ・ヨンホ)外相が25日、国連総会出席のためニューヨークに到着しました。
李容浩外相は警察のエスコートを受けてホテルに向かいました。
外国の首脳ではなく閣僚級を警察がエスコートするのは異例なことで、2回目の米朝首脳会談が取りざたされるなど、メディアの関心が高いことを考慮したためとみられます。
李容浩外相は29日に国連総会で一般討論演説を行う予定ですが、米朝間で対話に向けた雰囲気が盛り上がっていることもあって、去年のようにアメリカを刺激するような発言はしないものとみられています。
一方、アメリカのポンペイオ国務長官は、国連総会の期間中にニューヨークでの李容浩外相との会談を提案していて、実現するかどうかに関心が集まっています。会談の結果次第では、2回目の米朝首脳会談が実現する可能性が高いからです。
李容浩外相が国連総会の演説の4日も前にニューヨークに到着したのは、ポンペイオ国務長官との会談に備えたものではないかとする見方も出ています。
一方、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相も、現在ニューヨークを訪問中で、康京和外相と李容浩外相との会談が実現するかどうかも焦点になっています。