原油の国際価格が上がっていることで国内のガソリン価格も上昇している中、政府はガソリン税を引き下げる方針を明らかにしました。
ソウルのガソリンスタンドで販売されているガソリン価格は先週、1リットル平均1760ウォンまで上昇しました。
全国平均価格は1リットル1675ウォンで15週連続で上昇し、4年ぶりの高値となっています。
韓国が主に輸入している中東産ドバイ原油は1バレル80ドルを超え、当分は上昇傾向が続くものとみられ、国内のガソリン価格の上昇も避けれない見通しです。
政府はガソリン価格の上昇による消費者負担を軽減するためにガソリンや軽油に賦課する税金の税率を引き下げることにしました。
ガソリンや軽油には税率50%以上の税金が賦課されていますが、政府は税率を30%まで引き下げることにしています。
税率が10%下がればガソリン価格は1リットル82ウォン、軽油価格は1リットル57ウォン安くなります。
政府は早ければ来月から税率を引き下げるとしています。
ガソリンや軽油に賦課する税金の税率が引き下げられるのは世界金融危機後の2008年以来、10年ぶりです。