全国経済人連合会が南北経済関係の正常化に備え、南北経済交流特別委員会を発足させました。
全経連は7日の午後2時にソウルの汝矣島(ヨイド)にある全経連会館で、南北経済交流特別委員会の創立会議を開催したと発表しました。
初代委員長を務める鄭夢奎(チョン・モンギュ)会長は、現代グループの創業者、故鄭周永(チョン・ジュヨン)名誉会長の弟である、現代産業開発の鄭世永(チョン・セヨン)元会長の息子です。
鄭委員長は、演説で「ことしは故鄭周永名誉会長が1998年に1001頭の牛を連れて陸路で北韓を訪問してから20年目にあたる年である。経済の力で民族分断の壁をなくしたいという故鄭周永名誉会長の意志を忘れない」と述べました。
そして鄭委員長は、今後委員会を中心に南北経済関係の正常化に向けた経済界の共通の意見をまとめて政府に提案し、北韓が自主的な経済の建て直しができるような環境をつくり、南北がともに発展できる共同プロジェクトを発掘するなどの取り組みを進めていきたいとしました。