Photo : Getty Images Bank
韓国経済は、輸出と消費は底堅いが、投資と雇用は振るわないという政府の判断が示されました。
企画財政部が9日、まとめた最近の経済動向報告書(グリーンブック)によりますと、「韓国経済は、全般的に輸出と消費が底堅さを維持しているが、投資と雇用が振るわないなか、米中の貿易摩擦の深刻化、国際原油価格の上昇など海外での不確実性が増している」ということです。
企画財政部は、リスク管理に万全を期すほか、財政補強など経済活力の向上、低所得者層や自営業者への支援対策、革新成長や雇用創出への支援対策などを着実に進めるとしました。
先月の輸出は、石油製品、一般機械、石油化学などで増加し、549億7000万ドルを突破し、これまでで2番目に多い実績となりました。
また、1日平均の輸出でもこれまでで3番目となりました。
政府は去年12月からことし9月までの10か月間、韓国経済について「回復基調」という判断を維持してきましたが、先月の経済動向報告書では「回復基調」という表現を削除しています。