試験撤収作業が行われているDMZ=非武装地帯内にある監視所の兵力や火力装備の撤収が10日完了します。
韓国政府の当局者によりますと、韓国と北韓は10日、試験撤収作業が行われているDMZ=非武装地帯内にある南北それぞれ11か所の監視所について、兵力や火力装備の撤収を完了するということです。
また、南北双方で一部の監視所の撤去作業がすでに始まっており、
当初は一部の監視所を爆破して取り壊す計画でしたが、安全や環境への影響を考慮して掘削機で撤去することにしたということです。
今月末に撤去作業が終われば、来月中に相互検証作業を行うことにしています。
ただ、南北は試験的な撤収対象となっている監視所それぞれ11か所のうち、
1か所ずつについては兵力や火器、装備はすべて撤収するものの、施設は残すことで合意し、韓国側は東海岸にある監視所を、北韓側は中部地域にある監視所をそれぞれ保存することになりました。