今月18日、北韓で開かれる金剛山観光20周年南北共同行事に韓国側から国会議員6人を含む100人あまりが参加することになりました。
北韓の金剛山（クムガンサン）観光を手がける韓国の現代グループが15日、発表したところによりますと、「北韓訪問について、北韓の朝鮮アジア太平洋平和委員会から同意を得て、韓国統一部に申請を出していたが、15日、最終的に承認された」ということです。
訪問団は、現代グループの玄貞恩（ヒョン・ジョンウン）会長をはじめ、グループの役職員30人あまりと、国会文化体育観光委員長を務める与党「ともに民主党」の安敏錫（アン・ミンソク）議員ら国会議員6人、取材陣など107人からなります。
国会議員６人に最大野党「自由韓国党」の議員は含まれていません。
北韓側からは、朝鮮アジア太平洋平和委員会や金剛山特区の関係者ら80人あまりが出席するということです。
一部では、玄会長が北韓の関係者と会って、金剛山観光の再開など現代グループの北韓事業について意見交換する場が設けられるという見方が出ています。
金剛山観光は、1998年に始まり、年間34万人を超える観光客を誘致するほど人気を集めましたが、2008年7月に韓国人観光客1人が北韓軍による銃撃で死亡した事件以来、中断されています。