小説『82年生まれのキム・ジヨン』が累積販売部数100万部を突破し、話題になっています。
韓国で小説の販売部数が100万部を超えたのは、2007年の金薫（キム・フン）氏の『刀の歌』（日本題『孤将』）、2009年の申京淑（シン・ギョンスク）氏の『ママをお願い』以来、9年ぶりです。
『82年生まれのキム・ジヨン』は、34歳の専業主婦キム・ジヨンを通じて学校や職場での女性に対する差別、雇用市場での男女不平等、育児による女性の経歴断絶問題などを綴っていて、大きな反響を呼び起こしています。
韓国におけるフェミニズムおよびジェンダーの原点ともいわれ、最近の女性解放運動ともあいまって短期間に販売部数を伸ばしました。
『82年生まれのキム・ジヨン』は16カ国で翻訳出版されることが決まっていて、日本では筑摩書房から出版されます。
台湾では5月に出版され、電子書籍部門1位に上がりしました。