韓国初の純国産宇宙発射体「ヌリ号」の試験用ロケットが発射に成功しました。
試験用ロケットは、28日午後4時、全羅南道（チョンラナムド）高興（コフン）羅老（ナロ）宇宙センターから打ち上げられました。
試験用ロケットは発射後1分あまりで音速を突破し、目標の高度180キロを超えてから、発射後10分あまりで、済州と沖縄の間の公海上に落下したとみられています。
航空宇宙研究院は、75トン級エンジン1基を装着した今回の試験発射でエンジンの燃焼時間が140秒を超え、目標高度と射距離に達しているため成功したと判断できると説明しています。
今回の発射は、3段型ロケットとして開発されている純国産発射体「ヌリ号」の中間点検として行われ、国産技術で開発された75トン級エンジンの性能を実際の飛行で確認することが目的です。
今回の発射が成功したことにより、75トン級エンジン4基を搭載し300トンクラスの推力を持つ「ヌリ号」の開発も加速化する見通しです。