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サイエンス

独自開発の静止軌道衛星 来年7月から気象データ提供

Write: 2018-12-05 15:01:56

独自開発の静止軌道衛星 来年7月から気象データ提供

Photo : YONHAP News

韓国が独自に開発した人工衛星「千里眼2A」が5日、静止軌道に入ることに成功しました。
静止軌道衛星は特定地点を継続して観測できるよう一定の軌道で地球の自転と同じ速度で動く衛星で、「千里眼2A」は韓半島上空で24時間とどまり、気象観測などを行います。
「千里眼2A」は千里眼1号に比べて4倍以上高精細の画像を10分ごとに地球に送信することで、ごく短い時間に局地的に発達する雨雲を効果的に観測できます。また、台風の移動経路の予想も より正確度が増すものと期待されています。
およそ1カ月後に衛星が本軌道に定まり、それから6カ月に渡って正常に機能すれば、衛星の開発が成功したと判定されます。
静止軌道衛星は高い難易度の技術が必要で、静止軌道衛星の技術を保有している国はアメリカ、ヨーロッパ連合、日本、インド、中国、ロシア、イスラエルの7カ国程度に過ぎません。
韓国航空宇宙研究院など、国内の研究グループは2011年から「千里眼2A」の開発に取り掛かりました。独自に開発した静止軌道衛星が成功裏に打ち上げられたことで、韓国の衛星関連技術はさらに一段階レベルアップしたことになります。
「千里眼2A」は6カ月間の試験運用期間を経て、来年7月から本格的な気象情報サービスを提供することになります。

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