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社会

済州道 医療観光専門病院の開院を許可

Write: 2018-12-06 11:25:29Update: 2018-12-06 18:34:35

営利目的の病院が開院されれば、医療の公共性が弱まるとして反対する声が出ていた、韓国初の医療観光専門病院「緑地国際病院」について、
条件付きでの開院許可が出されました。
済州特別自治道の元喜竜(ウォン・ヒリョン)知事は5日、記者会見し、「済州島を訪れる外国人医療観光客だけを対象とする条件付きで緑地国際病院の開院を許可する」と明らかにしました。
元知事は、「診療科目は、美容外科、皮膚科、内科、家庭医学科の4つに限る。国民健康保険法や医療給与法が適用されないため、国内の公共医療システムには影響がない」と説明しました。
緑地国際病院は、中国緑地グループが西帰浦(ソギポ)市済州ヘルスケアタウンのおよそ2万8200平方メートルの敷地に、地下1階地上3階建て、病床数46床の規模で2017年11月に完成していて、事業計画は、朴槿恵(パク・クネ)前政権の保健福祉部から承認を得ています。
条件付きながら開設を許可した具体的な理由として、地域経済の活性化のほかに、不許可となり中国から投じられた資本に損失が発生する場合、韓中の外交問題に飛び火する恐れがあることや、韓国の行政の信頼度が落ち、国の信用度の低下につながる恐れがあること、事業者の損失による民事訴訟など巨額の損害賠償の恐れがあることなどを挙げました。
元知事は、「今後、緑地国際病院の運営状況を徹底して管理・監督し、条件付きの開設許可の趣旨や目的に反する場合、許可の取り消しなど強力な処分を行う方針だ」としています。
済州道の開院許可を受けて、緑地国際病院は5日から診療を始められるようになりました。

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