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経済

水素エネルギーへの転換 現代自動車が中長期計画

Write: 2018-12-12 11:56:07Update: 2018-12-12 15:54:02

水素エネルギーへの転換 現代自動車が中長期計画

Photo : YONHAP News

現代自動車グループは11日、2030年までに年間50万台の水素自動車を生産できる生産体制を構築するとの中長期計画を発表しました。
水素燃料電池自動車に関連して、これまで政府主導の中長期計画が発表されたことはありますが、完成車メーカーが具体的な生産目標を盛り込んだ中長期計画を発表したのは初めてで、これを契機に水素エネルギーへの転換が加速化するものともみられます。
水素燃料電池自動車は水素を燃料とする燃料電池自動車です。
充填した水素と酸素を化学反応させて発電し、電動機を動かして走る自動車で、大気汚染の原因となる有害物質を排出しないこと、エネルギー補給が一般的な電気自動車に比べて短時間で済むことなどが長点として挙げられています。
水素エネルギーへの転換は、二酸化炭素の排出規制などのグローバルな動きへ対応するための手段として世界的に注目されています。
中国は2030年までに水素燃料電池自動車100万台を普及させ、水素充填ステーション1000箇所を設置するとの目標を掲げています。
日本は、2020年までに水素燃料電池自動車4万台普及、水素充填ステーション160カ所設置の目標を掲げています。
韓国は2013年に現代自動車が世界で初めて水素燃料電池自動車「ツーソン」を生産しましたが、生産単価が高いことや水素燃料電池自動車に対する認識不足などで、普及には失敗しました。
その後、トヨタは「MIRAI」、ホンダが量産型「クラリティ」を発売、世界市場へ進出しました。
現代自動車は最近、「NEXO」を発売しましたが、販売台数は多くありません。
現代自動車が中長期計画を発表、政府もこうした動きを支援することにしていて、水素燃料電池自動車の普及が加速化する見通しです。

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