2014年4月のセウォル号沈没の際、公共放送のKBSに対して、政府の事故対応に批判的な報道をしないよう圧力をかけ、放送法違反の罪で起訴された朴槿恵(パク・クネ)政権の広報担当首席秘書官、李貞鉉(イ・ジョンヒョン)国会議員(60、無所属)に対して、ソウル中央地方裁判所は14日、懲役1年、執行猶予2年の判決を言い渡しました。
李貞鉉被告は、事故直後、KBSによる政府の不手際を指摘する報道内容について、KBS報道局長に電話で不快感を伝えるなど、報道に介入した放送法違反の罪で去年12月に在宅起訴されていました。
1987年に制定された韓国の放送法第4条第2項は、編成の自由と独立を侵害する行為をした場合、2年以下の懲役、または3000万ウォン以下の罰金刑にすると規定しており、裁判所がこれを適用したのは初めてのことです。
国会議員は禁錮以上の刑が確定した場合、議員職を失うことになり、
李貞鉉氏は、大法院で刑が確定すれば、議員職を失います。