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国際

PM2.5汚染はソウルで発生したもの 中国政府が主張

Write: 2018-12-29 12:52:31

PM2.5汚染はソウルで発生したもの 中国政府が主張

Photo : YONHAP News

ソウルなど首都圏の空を覆うPM2.5などの大気汚染物質は、主に中国からの影響が大きいとする韓国の主張に対して、中国は「ソウルのPM2.5は、主に現地で排出されている」と主張しました。
韓中間の大気汚染問題について、中国政府が公に反論するのは初めてのことです。
中国生態環境部の報道官は、28日の定例会見で、韓国の大気汚染物質は中国から飛来した」とする韓国側の主張について、これを否定する観測データを公表しました。
それによりますと、中国ではここ数年の間に大気汚染が大きく改善しているが、ソウルのPM2.5濃度はほぼ変化ないか、逆にやや悪化している。
大気汚染物質の成分を分析したところ、PM2.5を悪化させる二酸化窒素の濃度は、北京や山東半島の煙台、大連などより、ソウルの方が高くなっているとしています。
また中国の専門家の分析によると、「今年11月6日から7日にかけて、ソウルでは深刻な大気汚染が発生したが、11月はじめのこの時期に中国から韓国への大規模な大気の移動はなかった」としています。
これに対して北京の韓国大使館関係者は、「中国側の主張は、中国に有利なデータばかりを都合良く切り貼りしたものだ。アメリカ航空宇宙局(NASA)では中国の大気汚染物質が韓国に影響を及ぼしていることを裏付ける、より普遍的な研究結果がある」と指摘しています。
そしてこの関係者は「最近、中国では大気汚染が大きく改善されたことで、中国政府がこの問題を取り上げ始めたようだ。大気汚染物質の長距離移動についての韓国、日本、中国の共同研究の結果については、来年行われる3か国環境相会議で明確な結論が出されるはずだ」と話しています。

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