去年1年間は、農水産品の価格が大幅に上昇したことがわかりました。
統計庁が、2018年の1年間、食品の価格動向をまとめたところによりますと、去年の食品価格は一昨年に比べて3.7%上昇しました。
食品を含むすべての商品の価格動向を示す｢消費者物価指数｣が1.5%上昇したことに比べて、2倍以上高い数値です。
なかでも、農水産品の価格上昇が著しく、調査対象の72品目のうち24品目は二桁の上昇率になったということです。
とりわけ、生姜の価格が1年前に比べて66%上昇したほか、粉の唐辛子33%、スルメ30.2%、テナガダコ30.2%、コメ27.1%、サツマイモ24.9%などの価格増加となっています。
一方、卵の価格が28.1%減少したほか、たまねぎ19.4%、みかん16.4%、タチウオ10.7%、栗10.4%などの価格低下となっています。
これについて専門家は、去年は夏の猛暑の影響で農水産品の生産量が大幅に減少したため、価格が高騰したものとみられると説明しています。