非核化や南北関係、北韓制裁について話し合う韓米の実務者による作業部会の3回目の会合が来週に開かれる見通しです。
外交部の当局者は、12日、記者に対して、「作業部会の3回目の会合を来週後半に開くことで調整している」と述べました。
韓米作業部会は、月2回、テレビ会議と直接対面した会議を交互に開くことで合意していて、当初は今週開かれる予定でしたが、アメリカ政府機関の閉鎖措置が長期化した影響で先送りされていました。
今度の会合はテレビ会合で開かれる予定で、近く再開される予定の米朝高官級会談に合わせて懸案を調整するものみられます。
とくに最近、南北の首脳が改めて強い意志を表明した開城(ケソン)工業団地と金剛山観光の再開についても何らの意見調整があるか注目されています。
ところで、3年にわたって稼働中断状態になっている開城工業団地の再稼働をめぐって、 康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は11日、与党主催の講演会で、「現金が流入しない形で解決する方法があるかどうか、研究してみるべきだ」と述べ、政府内では制裁を迂回する案を本格的に検討し始めたもようだと受け止められています。