去年1年間、ソウル市内で発生した交通事故によって死亡した人の数は299人で、統計を取り始めた1970年以来もっとも少なかったことがわかりました。
ソウル地方警察庁によりますと、2018年1年間、ソウル市内で発生した交通事故による死亡者数は、1年前に比べて13%減少した299人でした。
統計を取り始めた1970年以来もっとも少ない人数です。
死亡者を年齢別で見ますと65歳以上の人が全体の40%でもっとも多く、続いて51歳から60歳が17%、21歳から30歳が12%などの順となっています。
また、人口10万人当たりの交通事故による死亡者数は3人で、2.7人のスウェーデン、2.8人のイギリスを上回った一方、3.7人の日本、5.4人のフランス、11.6人のアメリカを下回りました。
これについてソウル地方警察庁の関係者は、夜の時間帯に横断歩道周辺の照明をさらに明るくしたり、交通違反の取締りを強化するなどした取り組みが効果的だったものとみられると説明しています。