カカオトークなどのメッセンジャーアプリを国内外で展開しているIT企業カカオは15日、相乗り(カープール)サービスを暫定的に中止すると発表しました。
カカオは、サービスの中止について、タクシー業界と対話を進めるための決定だとしました。
カカオは車の相乗りができるよう結びつけるカープールサービスの導入を進めていますが、タクシー業界はこうした動きに強く反発しています。
与党「ともに民主党」は問題解決に向けた対話を進めるために「社会的大妥協機構」を発足させることにし、タクシー業界に対話に加わるよう呼びかけていますが、タクシー業界は対話の前提条件としてサービスの全面的な中止を求めていました。
タクシー業界は16日までに、この機構を通じた対話に加わるかどうかを決めることにしています。
カカオがタクシー業界の要求を受け入れ、サービスの暫定中止を決めたことから、タクシー業界が対話に加わる可能性が高いとみられます。