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国際

米シンクタンク 「北韓に未公表のミサイル拠点、協議の対象にならず」

Write: 2019-01-22 13:56:19Update: 2019-10-17 14:35:40

米シンクタンク 「北韓に未公表のミサイル拠点、協議の対象にならず」

Photo : YONHAP News

アメリカの民間シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)は21日、北韓・平壌北部の新五里(シノリ)ミサイル基地について、「非核化に向けた米朝交渉では取り上げられないもようだ」と指摘したうえで、「非核化合意で申告、検証、廃棄の対象としなければならない」と主張しました。
戦略国際問題研究所は21日、報告書をまとめ、北韓北西部・平安北道(ピョンアンブクト)雲田(ウンジョン)郡の新五里にある未公表のミサイル基地がミサイル拠点になっているとの見方を示しました。
報告書は、新五里基地について、非武装地帯の北212キロに位置し、韓国や日本、アメリカ領グアムに到達可能な弾道ミサイルの開発で重要な役割を果たしているとしています。
報告書はまた、新五里基地は一度も公表されたことがなく、非核化交渉の対象にも含まれていないようだと指摘し、「最終的で、全面的かつ検証可能な非核化合意では、ミサイル基地も申告、検証、廃棄の対象としなければならない」と主張しました。
しかし、新五里基地は、これまで韓国のメディアでは、ミサイル基地として何回もとりあげられており、新たに特定されたミサイル基地ではありません。
戦略国際問題研究所は、去年11月の報告で、北韓に未公表のミサイル基地がおよそ20か所あるとし、そのうち13か所を特定したと発表しています。
これについて、当時、トランプ大統領は、「十分に認識している内容で、新しいものではない」としていて、アメリカのメディアが「北韓がごまかしている」と報じたことについても、「不正確なフェイクニュースだ」と反論しています。
戦略国際問題研究所の報告書については、米朝首脳会談に対するアメリカ国内の懐疑的な見方を反映したもので、北韓とトランプ政権の両方に圧力をかけることでアメリカの交渉力を高める狙いがあるとの見方が出ています。

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