中国人と日本人観光客の増加に支えられ、去年、韓国を訪れた外国人観光客の数がおととしに比べて15%増えておよそ1534万7000人だったことがわかりました。
韓国観光公社が22日、公表したところによりますと、去年韓国を訪れた外国人観光客の数は、おととしに比べて15%増えておよそ1534万7000人だったということです。
このうち、中国人観光客が15%増えておよそ479万人でもっとも多く、続いて日本人観光客が28%増えて294万8000人で2番目に多くなっていました。
中国人観光客が増加したのは、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備に対する報復措置として中国政府が韓国への団体旅行を禁じ、おととし、中国人観光客が急激に減ったことによる反動効果とみられます。
日本人観光客の増加は、日本の景気回復や韓流などに支えられたものとみられます。
一方、去年、海外旅行に出かけた韓国人は、8%増えて2869万6000人でこれまででもっとも多くなりました。