人工的に雨を降らせることで、PM2.5=微小粒子状物質など大気汚染物質の低減につながるかどうかを確かめる実験が25日、行われました。
この実験は、気象庁の国立気象科学院と環境部の国立環境科学院が共同して行ったもので、25日午前、京畿道(キョンギド)南西部と付近の西海上で人工的に雨を降らせる実験が行われました。
実験では、国立気象科学院が、雨雲の種となるヨウ化銀を飛行機で散布したあと、雲や雨の粒子の変化を観測し、国立環境科学院が、PM2.5などの低減効果を分析します。
人工降雨を活用して、PM2.5などの低減効果を確認したとする事例は、まだありません。
実験後の結果は、気象分野については26日に、より科学的な分析結果は、専門家の意見を収集して来月ごろ、発表される予定です。