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政治

非核化では共感、徴用工は平行線 韓日外相会談

Write: 2019-02-16 11:20:39

非核化では共感、徴用工は平行線 韓日外相会談

Photo : YONHAP News

韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と日本の河野太郎外相は現地時間の15日、ドイツ南部のミュンヘンで会談しました。
外交部によりますと、50分に及んだ会談で両外相は、韓半島問題をはじめ、日本による植民地時代の韓国人元徴用工判決をめぐる問題など韓日間の懸案について意見交換をしたということです。
この会談で康京和長官は「2回目の米朝首脳会談が成功することを期待する」と述べ、完全な非核化と韓半島の恒久的平和定着に向けて韓日両国でともに取り組んで行くよう求めました。
これに対して河野外相は共感を示し、「米朝首脳会談で実質的な成果が導き出されることを望む」としたうえで、韓半島問題をめぐって韓日、そして韓日米間で継続的にコミュニケーションしていくよう促しました。
一方、元徴用工問題については、河野外相から「日本が請求権協定に基づく協議を要請したにもかかわらず、1か月以上たっても韓国側の回答がない」として、早期に協議に応じるよう改めて求めました。
これに対して康長官は「検討している」と回答したということです。
また、文喜相(ムン・ヒサン)国会議長が「慰安婦問題は天皇陛下が謝罪すれば解決する」とした発言について、河野外相が会談で抗議したと日本のメディアが報じていることについては、康長官は会談の後、記者団に対し「会談でそのような言及はなかった」と述べました。
今回の会談は、韓日関係が冷え込む中で行われたことから、関係修復の糸口を探ることができるか注目されていましたが、米朝首脳会談の成功に向けた連携強化では一致したものの、元徴用工判決や国会議長の発言など両国の懸案については平行線をたどりました。



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