米朝首脳会談の会場がまだ、明らかになっていないなか、北韓とアメリカの政府関係者らがハノイ中心部のオペラハウスを視察し、会場となるかどうかに、注目が集まっています。
北韓のキム・チャンソン国務委員会部長らとアメリカの政府関係者は17日夕方、ハノイ中心部のオペラハウスを視察しました。
これまで会場候補としてコンベンションセンターが取りざたされてきましたが、キム部長らは視察せず、代わりにオペラハウスを視察したことから、オペラハウスで米朝首脳会談が開催される可能性が高くなりました。
オペラハウスは、ハノイ中心部にあり、セキュリティや警護の面で困難な点がありますが、1回目の米朝首脳会談のときと同じく、一帯を特別行事区域に指定すれば、管理しやすくなります。
オペラハウスが600席規模の公演場であることから、1泊2日の会談期間中、米朝首脳が特別公演を観覧する可能性があるという見方も出ています。
キム部長らはまた、ハノイ北部にあるベトナム戦争の北韓軍戦死者の墓地を視察したという観測も出ています。
北韓とベトナムの関係を象徴的に表す場所であるだけに、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が訪れる可能性が高いとされます。