北韓の核問題について話し合う6か国協議の韓国とアメリカの首席代表が近く、ハノイで会って、2回目の米朝首脳会談前の最終的な調整を行う見通しです。
外交部の李度勲（イ・ドフン）韓半島平和交渉本部長とアメリカ国務省のビーガン北韓担当特別代表は、ハノイで会談する方向で調整を行っているとされます。
ビーガン特別代表は、北韓国務委員会のキム・ヒョクチョル・アメリカ担当特別代表との実務協議のため、現地時間の20日ごろ、ワシントンからハノイに向かうとされています。
これにより米朝の実務協議は22日ごろ、始まる可能性が高く、韓米首席代表の会談は、今週中にも開催される見通しです。
韓米首席代表は、米朝首脳が会談後、発表する「ハノイ宣言」に盛り込まれる非核化措置とアメリカの相応の措置についての調整の進行状況を共有し、交渉の戦略をまとめるものとみられます。
一方、米朝首脳会談の直後、アメリカ側の要人が、ソウル、東京、北京を訪れ、会談の結果を説明する可能性があるとされます。
これについて外交部の当局者は、「韓米間で協議を進めている」としています。