平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックのカーリング女子で銀メダルを獲得した韓国代表選手らが去年11月、監督らのパワハラや不正を訴えていた問題で、文化体育観光部は、選手らの主張を事実だと認定しました。
文化体育観光部は、去年11月から12日にかけて大韓体育会と合同で行った監査の結果を発表し、「特定の選手を練習から外したり、選手の人格を冒涜する発言など、人権侵害があった」として選手の訴えを認めました。
また、獲得した賞金9400万ウォンを選手らに渡していなかったほか、遠征費用などおよそ1900万ウォンの補助金を横領していたこともわかったということです。
当時の大韓カーリング競技連盟の会長職務代行と、その娘の慶尚北道(キョンサンブクト)体育会カーリング女子監督、婿の慶尚北道体育会ミックスダブルス・カーリング監督など、指導者一家が親族を不当に採用したり、カーリングチームを私物化していたという主張についても、事実と結論付けました。
文化体育観光部は、横領などの容疑で警察に捜査を要請したことを明らかにしました。