サムスンなど韓国の大企業が、去年の平壌での南北首脳会談に同行した際に、北韓側と事業提案書のやり取りをしていたことがわかりました。
韓国のテレビ局「JTBC」が20日、 外交筋の話として伝えたところによりますと、 「去年9月の平壌での南北首脳会談で、北韓当局が、サムスンなど韓国企業に投資提案書を渡し、サムスン側も北韓に事業計画書を渡したと承知している」ということです。
当時、平壌にはサムスンのほかに、現代、SK、LGなど大企業の経営トップが訪れていたことから、今後、北韓で進める可能性のある事業について具体的な計画を共有したとみられるいうことです。
サムスンは1999年から10年間、平壌でテレビや電話機、ラジオなどを生産しています。
LG電子も1996年から2009年まで、テレビ組立事業を進めています。
金委員長が米朝首脳会談の期間中にベトナムにあるサムスンやLGなどの工場団地を視察する場合、韓国企業の北韓進出の問題も、今回の米朝首脳会談や、そのあとに行われる会談の議題に含まれる可能性があるとみられます。