韓国の去年の出生率が過去最低を更新し、初めて1.0を割り込みました。
統計庁が27日にまとめたところによりますと、1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率が、去年0.98人となり、統計を取り始めた1970年以降で最も低くなりました。
2017年の出生率は1.05で、それまで過去最低でしたが、去年はさらにこれを更新しました。
去年の出生児数は32万6900人で、同じく、統計を取り始めて以来、最も少なくなっています。
女性の年齢別出産率は、40代を除いたすべての年代で減少しており、なかでも20代後半と30代前半で減少が目立っています。
政府は、最近、少子化対策を、暮らしの質とジェンダー平等を重視する方向に切り替え、年間の出生児数が30万人を下回らないようにすることを目標にかかげています。