メニューへ 本文へ
Go Top

サイエンス

韓国環境相 「中国側がPM2.5の韓国流入を認めた」

Write: 2019-03-06 10:52:01

韓国環境相 「中国側がPM2.5の韓国流入を認めた」

Photo : YONHAP News

PM2.5の濃度が高くなり警戒が6日連続で呼びかけられるなかで、趙明来(チョ・ ミョンレ)環境部長官は、「PM2.5微小粒子状物質が中国から韓国に流入しているということを中国側も認めた」と話しました。
趙長官は、最近、中国で開かれた韓中環境相会談に出席したあと、帰国し、「中国も大気汚染問題が深刻で、国民の不満が高く、政治指導者の政策方針もあり、中国の環境相も相当大きな圧力を感じているようだった。PM2.5が中国から韓国に流入しているということを中国側も認めた」と明かしました。
専門家らは、今回の高濃度のPM2.5の原因について、韓国国内の大気が停滞し、汚染物質が蓄積されているなか、中国からのスモッグが流れ込んだためと分析しています。
趙長官は、「両国は科学的研究にもとづいて実践的な対策を講じることで合意している。実践的な効果が得られるよう、環境部は課題を積極的に洗い出している」と説明しました。
韓国では6日、釜山(プサン)と蔚山(ウルサン)を除く全国で5日連続でPM2.5の非常低減措置が発令されました。
首都圏と忠清道の一部地域では、初めて6日連続の発令となりました。
専門家らは、こうした状況について、中国の国会にあたる全国人民代表大会と政治協商会議のいわゆる「両会」の期間中、大気汚染物質の排出施設の稼働を停止し、一時的に大気の質を改善した、去年までのいわゆる「両会ブルー」の措置を、ことしは取らなかったことも影響したとみています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >