製造業の業績不振が続くなか、従業員5人以上の企業の就業者数が13年ぶりに減少しました。
統計庁によりますと、ことし1月、従業員5人以上の企業の就業者数は1681万3000人で、1年前に比べて2万人減少しました。
従業員が5人以上の企業の就業者数が減少したのは、2005年12月以来13年ぶりです。
なかでも、ことし1月の製造業の就業者数は、1年前に比べて17万人減少しました。
企業の購買担当者を対象にしたアンケート調査による景況感を表す指数「購買担当者指数(PMI)」では、製造業は、ことし2月、基準値の50を下回る47.2ポイントになり、2015年6月以来もっとも低い数値となりました。
一方、建設業の就業者数は1万9000人減少し、2016年7月以来の減少幅となりました。
これについて専門家は、製造業の業績不振の影響で就業者数が大幅に減少したため、全体の就業者数が減少に転じたものとみられると分析しています。