今月10日に墜落したエチオピア航空の航空機と同じアメリカ・ボーイング社の新型機「737MAX8」の韓国での運航が停止となりました。
この機種は、韓国で現在、LCC=格安航空会社のイースター航空で2機が運航されていますが、イースター航空は、乗客の不安を解消するため、日本とタイ路線に投入されていたこの2機の運航を暫定的に停止することを決めました。
国土交通部は現在、「737MAX8」について特別点検を行っていて、イースター航空の2機について、今月15日まで、整備や操縦がきちんと行われているか確認する方針です。
また国土交通部は、この機種の安全が確保されない限り、韓国国内への導入を禁じると明らかにしました。
韓国の航空会社では、現在、この機種を保有しているのはイースター航空だけですが、大韓航空とLCCの済州航空、ティーウェイ航空も今後、合わせて100機あまりを導入する予定でした。
この機種は、おととしから運航が始まった最新型機で、現在、世界59の航空会社で387機が運航されています。エチオピアでの墜落事故を受けて、この2日間で運航停止を決めた国は、韓国をはじめ、中国、インドネシア、モンゴルなど20か国に上るということです。