自身が設立した会社の投資者に対して性接待をしたとされる疑惑で警察の取り調べを受けている5人組人気グループ、BIGBANG（ビッグバン）のV.I（ヴィアイ、28）と、わいせつ動画を違法に流布した疑いがもたれている、歌手のチョン・ジュニョンなどが参加していたグループチャットに、警察の高位幹部が面倒を見てくれているというニュアンスの内容があったことがわかりました。
警察によりますと、V.Iが開設した無料メッセンジャーアプリ「カカオトーク」のグループチャットで、参加者のうちの１人が「警察総長」という単語を使ったということです。この「警察総長」は、警察のトップにあたる「警察庁長」の間違いだと見られています。
グループチャットでの発言が事実だとすれば、警察庁長やそれに準ずる高位幹部が、V.Iの運営する「バーニング・サン」などのクラブと癒着していた可能性があります。
警察の高位層にも関わりがあるという疑いが持ち上がったことを受けて、 閔鉀龍（ミン・ガムニョン）警察庁長は、３日午後に開かれた記者懇談会で「微塵の疑いも残らないよう、徹底的に捜査する」と明らかにしました。
癒着の疑惑があるとされた時点の2016年７月当時に警察庁長を務めていた姜信明（カン・シンミョン）元警察庁長は、メディアとの電話インタビューで疑惑を否定しました。
ソウル地方警察庁は、14日、V.Iとチョン・ジュニョンをそれぞれ被疑者として取り調べる予定です。