アメリカのビーガン北韓担当特別代表は、物別れに終わった先月末の米朝首脳会談の内容を国連安全保障理事会の関係国に説明しました。
ビーガン特別代表は現地時間の14日、ニューヨークのアメリカ国連代表部で国連安全保障理事国の15か国に加え、韓国と日本の合わせて17か国と非公開の会合を開き、2回目の米朝首脳会談の内容を説明しました。
外交消息筋によりますと、「ビーガン特別代表は、現在の対話の弾みを維持しながら、北韓が挑発したり、ほかの道に進まないよう関与し、非核化プロセスが再開されるよう協力してほしい」という趣旨の発言をしたということです。
また北韓が実質的に非核化される日まで制裁を続ける必要があるということを改めて強調し、「北韓との外交は広く開かれている」と述べました。
さらに、最近、北韓北西部・東倉里（トンチャンリ）のミサイル基地で復旧の動きが見られることについて、「対話の弾みを引き続き生かしていくためにも、そのような挑発をしないことを望む」と話したということです。