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韓半島

米核専門家 「寧辺全体の廃棄が本当ならビッグディール」

Write: 2019-03-19 12:48:59

米核専門家 「寧辺全体の廃棄が本当ならビッグディール」

Photo : YONHAP News

アメリカの核専門家は「北韓が寧辺(ヨンビョン)の核施設全体を廃棄するとしているのが本当なら、それはビッグディール(非常に大きな提案)だ」と述べました。
アメリカ・スタンフォード大学国際安全保障協力センター(CISAC)のジグフリード・ヘッカー 博士は18日、韓国の日刊紙「東亜日報」とのインタビューで、2回目の米朝首脳会談後、米朝関係が膠着状態に陥っていることについて、「北韓が寧辺の核施設全体を廃棄し、その過程でアメリカの核専門家らの視察を真摯に検討しているなら、それはビッグディール(非常に大きな提案)だ」と述べました。
会談以降、北韓が、寧辺の核施設のプルトニウムやウラン濃縮施設の廃棄を提案したが、アメリカがプラス・アルファを求めたと主張しているのに対して、アメリカは、寧辺の核施設全体ではなく、一部だけを交渉テーブルに載せたと反論するなど、米朝間で攻防が続いています。
ヘッカー博士は、寧辺の核施設は北韓の核能力全体の70%から80%ほどを占めているとみています。
先月発表した報告書でも、北韓がこの1年間、寧辺の5メガワットの原子炉と再処理施設などで核兵器をさらに生産してきたとみられると明らかにしています。
ヘッカ-博士は、これまで寧辺の核施設を4回にわたって訪れていて、2010年の最後の訪問では、寧辺のウラン濃縮施設も視察しています。
ヘッカ-博士は先月の報告書で、「北韓の核プログラムの莫大な規模と米朝間の信頼不足を考えると、非核化には10年以上かかる」という見解を示しています。

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