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韓半島

米朝首脳会談の決裂 外交筋「ポンペイオ長官の進言によるもの」

Write: 2019-03-20 11:58:56Update: 2019-03-29 18:01:08

米朝首脳会談の決裂 外交筋「ポンペイオ長官の進言によるもの」

Photo : KBS News

2回目の米朝首脳会談が物別れに終わったのは、アメリカのポンペイオ国務長官がトランプ大統領に進言したためだと、韓国のメディアが伝えました。
韓国のテレビ局「JTBC」が19日、アメリカ政府の関係者と最近、面談した外交筋の話として報じたところによりますと、「会談の決裂は、ポンペイオ長官がトランプ大統領に提案したものだと聞いている。ポンペイオ長官が、ホワイトハウスのボルトン国家安全保障担当補佐官より積極的な役割をした」ということです。
これまで、会談の決裂は、強硬派のボルトン補佐官の影響が大きかったというのが、大方の見方でした。
外交筋によりますと、米朝の交渉チームは会談当時、合意文の作成を終えていて、アメリカ側は、会談会場に「一括妥結」、「段階的非核化」、「ノーディール(取引なし)」のカードをすべて持ち込んだということです。
会談直前にワシントンで開かれた閣議では、「決裂」のカードも実際に議論されたということです。
北韓の崔善姫(チェ・ソニ)外務次官もこうした雰囲気を感知していたのか、今月15日の記者会見で、「ポンペイオ長官とボルトン補佐官が敵対感と不信感を醸成した」として、ポンペイオ長官に言及しています。
ポンペイオ長官が決裂を提案した背景について、専門家は、「トランプ大統領が、元顧問弁護士のマイケル・コーエン氏のロシア問題をめぐる公聴会での証言で、政治的困難を抱えるなか、北韓問題でも誤った取引をした場合、政治的な打撃が予想されるため、北韓が提示した段階的な非核化では役立たないと判断した」とし、アメリカ国内の政治的状況も影響したという見方を示しました。

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