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サイエンス

潘基文前国連事務総長 大気汚染対策組織のトップに

Write: 2019-03-22 10:58:29

潘基文前国連事務総長 大気汚染対策組織のトップに

Photo : YONHAP News

PM2.5などによる大気汚染問題の解決に向けて、韓国政府が新たに立ち上げる組織のトップに潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長が就くことになり、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と組織の在り方などについて意見交換しました。
潘氏の就任は文大統領が要請したもので、文大統領は、「大気汚染問題は、韓国と中国の共同の努力が必要で、潘氏ほど適している方はいない」と述べました。
潘氏は、2016年まで2期10年にわたって国連事務総長を務め、地球温暖化対策の新たな枠組み「パリ協定」の成立に取り組みました。
潘氏は、「一生の課題を実行する機会と考え、引き受けた」としたうえで、国民の暮らし易さだけを考え、党派にとらわれず一丸となって、この問題に取り組むようを政界に呼びかけました。
潘氏は、韓国で発生する大気汚染物質を最大限抑える努力をしたうえで、国際社会と協力する姿勢が必要だと強調しました。
新たなに立ち上げられる組織は、大統領直属で、与野党、科学界、産業界などの要人が参加するとみられます。
潘氏は来週、自らが理事長を務める「ボ-アオ・アジア・フォーラム」の年次総会に出席するため中国を訪れます。
この際、中国の李克強首相らと会って、PM2.5問題について本格的に議論することになりそうです。
潘氏は、おととしの大統領選挙に立候補する意向を示しながら断念した経緯があり、文大統領とは一時、競合する関係にありました。

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