交通事故でけがをする人の10人に2人は、61歳以上の高齢者であることがわかりました。
民間シンクタンクの保険研究院によりますと、2017年現在、交通事故による負傷者のうち、61歳以上の人が占める割合は18%で、10年前の2008年に比べて7.9ポイント上昇しました。
さらに、2017年現在、交通事故で重傷を負った人のうち、61歳以上の人は全体の29.4%を占めているということです。
2008年から2017年までの10年間に、交通事故による負傷者は71歳以上の人が8.1%増加したほか、66歳から70歳までの人は3.7%増加、61歳いから65歳までの人は6.5%の増加となった一方で、60歳以下の負傷者は1.6%減少しています。
これについて専門家は、少子高齢化の影響で運転者の平均年齢が高くなっているため、高齢者の交通事故が増加しているとみられると分析しています。