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国際

韓日の「架け橋」李秀賢さんの父親死去 日本外相が弔意

Write: 2019-03-25 10:42:13Update: 2019-03-25 13:37:00

韓日の「架け橋」李秀賢さんの父親死去 日本外相が弔意

Photo : YONHAP News

東京のJR新大久保駅で2001年、ホームから落ちた日本人男性を救おうとして死亡した韓国人留学生、李秀賢(イ・スヒョン)さんの父、李盛大(イ・ソンデ)さん(79)が死去したという報せを受け、河野太郎外相はメッセージを発表し、父子の功績をしのびました。
河野外相は22日、外務省のホームページにメッセージを出し、「日本国政府と日本国民を代表して、ご遺族にお悔やみを申し上げるとともに、李盛大LSHアジア奨学会名誉会長のご冥福をお祈り申し上げます」と弔意を表しました。
また、「李秀賢さんの勇気ある行動は多くの日本国民を感動させました。また、李秀賢さんが、韓日関係のため仕事をしたいという希望を持っていたことを知った多くの韓日の関係者が、その後、李秀賢さんの志を受け継ぎ、実際に日韓の架け橋となりました」と振り返りました。
さらに、「そんな李秀賢さんがこの世を去ったあと、まさに同じ志を持ってアジア諸国から日本語を学びに来た留学生たちを支援するため設立されたのがLSHアジア奨学会で、その名誉会長として長らく活躍されたのが、李盛大さんでした」と説明しました。
河野外相は、「李秀賢さん、李盛大さんが遺してくれた足跡を想起する時、韓日関係を重視する私として深い悲しみの念を禁じ得ません。同時に、日本国の外務大臣として、お二人の思いの灯を絶やすことなく受け継いでいかなければならないとの決意を新たにしているところです」と語りました。
共同通信によりますと、河野外相からのメッセージは、道上尚史・釜山総領事が遺族に直接伝えたということです。
李盛大さんは21日、持病で亡くなりました。79歳でした。
李盛大さんは、秀賢さんの思いを継ごうと、事故翌年の2002年、息子の死に寄せられた見舞金や弔慰金をもとに、秀賢さんの英語名の頭文字を取ったLSHアジア奨学会を設立し、日本に留学する若者を支援してきました。
LSHアジア奨学会はおととし、18か国からの留学生844人に奨学金を支援しました。

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