韓国の去年の債務残高が1700兆ウォンに迫っていることがわかりました。
政府がまとめた「2018会計年度国家決算」報告書によりますと、韓国の去年の債務残高は1682兆7000億ウォンとなっています。
これは、政府債務残高に公務員年金や軍人年金などの年金引当債務などを加えた、広い意味での国の債務残高で、前の年に比べて126兆9000億ウォン増えています。
年金引当債務は、前の年に比べて94兆1000億ウォン増え、国債・地方債の発行残高は21兆7000億ウォン増えました。
このうち、増加が目立つ年金引当債務は、現在の年金受給者と将来の年金受給者に長期にわたって支給しなければならない年金額を現在価値に換算したもので、政府が借りたお金ではありませんが、積立金が足りない場合、政府の財源でまかなわなければなりません。
中央政府や地方自治体が財政赤字を埋めるために国内銀行や海外から借り出した借金である政府債務残高は、680兆7000億ウォンで、前の年に比べて20兆5000億ウォン増えました。
債務残高がGDP=国内総生産に占める比率は前の年と同じ38.2%となっています。