10日午前1時ごろ、太白(テベク)市など江原道(カンウォンド)の山間部を中心に大雪警報が出されました。気象庁によりますと、江原道太白市では10日午前11時時点で22.5㎝ほどの雪が降り、太白市で気象観測が始まった1985年以来、4月にこれほど多くの雪が降ったのは初めてだということです。
専門家は、季節外れの雪など、異例の気象現象が続く原因は地球温暖化による気候変動にあるとしたうえで「大気の上層の寒気と南側の温い空気の塊の間で気温差が生じ、台風並みの強風が吹いたり、局地的に強い雨雲が発生するようになった」と説明しています。
一方、気象庁は、平年の気温を1~4℃下回る日が11日まで続くため、寒さに備えるよう呼びかけています。