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韓半島

米朝の非核化をめぐる隔たり 米大統領選挙を睨んで駆け引きか

Write: 2019-04-15 13:34:32Update: 2019-04-15 14:21:24

米朝の非核化をめぐる隔たり 米大統領選挙を睨んで駆け引きか

Photo : YONHAP News

11日の韓米首脳会談の結果と12日の北韓最高人民会議での金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の演説で、非核化問題をめぐる韓国、北韓、アメリカの隔たりが明確になりました。
南北とアメリカはいずれも、対話を続けていきたいとしていますが、その時期や内容などではそれぞれ意見のすれ違いが見えます。
高麗大学統一外交学部の南成旭(ナム・ソンウク)教授は、「金委員長が演説で、非核化交渉が長期戦であることを明らかにしたため、いきなり文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談する場面を演出したりはしないとみられる」と話しています。
金委員長は演説で、トランプ大統領に向けて、「アメリカが現在の打算的な方法をやめ、新しい形でアプローチすることが不可欠だ」としたうえで、「両国の立場を考慮した合意であれば署名をためらわない」という考えも示しました。
東国大学北韓学科の高有煥(コ・ユファン)教授は、「金委員長は、2回目の米朝首脳会談で失敗を喫しただけに、ある程度の合意文が仕上がらない限り、本人が直接対話には乗り出さないという考えだろう」と話しています。
次の米朝首脳会談では、二の舞にならないため、予め確認してから臨むという趣旨だということです。
アメリカの専門家らは、トランプ大統領が「正しいディール」を前面に出しながらも、当面は現状維持を図るという見通しを示しています。
ここで、大きな転機となるのは2020年に行われるアメリカの大統領選挙です。
国立外交院のキム・ヒョヌク教授は、「ことし後半からトランプ大統領の再選に向けた動きが始まる。その際、外交の成果を最大化するため、トランプ大統領が3回目の首脳会談を検討する可能性もある」という見方を示しています。
峨山(アサン)政策研究院のシン・ボムチョル安保統一センター長は、金委員長が「ことし年末まで待ってみる」と期限を示したことについて、「年末が過ぎれば、アメリカは大統領選挙の局面に入るため、北韓が有利な交渉を展開するのは難しいと判断したもの」と指摘しました。
北韓は、アメリカの政治スケジュールに沿って、トランプ大統領の「成果」のアピールが必要な秋ごろを狙っていて、トランプ大統領もこれに応じる可能性があるとみられています。

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