世界のジャーナリストでつくる非政府組織「国境なき記者団」が現地時間の18日に発表した2019年版「報道の自由度指数ランキング」で、韓国は180の国と地域のうち41位となりました。
去年の43位から2段階上昇しました。
韓国は、報道の自由度指数ランキングが初めて発表された2002年には39位で、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権だった2006年に31位まで上昇しましたが、保守系の李明博(イ・ミョンバク)政権と朴槿恵(パク・クネ)政権では下落し、2016年には70位まで下がっていました。
国境なき記者団は、韓国が順位を上げていることについて、「人権運動家出身の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が就任し、新たな風が吹いた。韓国のメディアは2014年から2016年まで当時の朴槿恵大統領との闘いで役割を果たし、最終的に大統領が弾劾され、勝利した」と説明しています。
東アジアの国で、50位内に入ったのは、韓国と台湾だけです。
北韓は179位で、去年より1つ上がっています。
報道の自由度が最も高い国は3年連続でノルウェーで、アメリカは48位、日本は去年と同じ67位でした。