7泊8日の日程で中央アジア3か国を歴訪中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は18日、最初の訪問国のトルクメニスタン訪問を終え、ウズベキスタンの首都タシケントに到着しました。国賓として訪問したウズベキスタンでは19日、ミルジヨエフ大統領と首脳会談を行いました。この席で文大統領は、「両国は、1992年の国交正常化以来、急速に関係を発展させてきた。両国関係の発展は、韓国と中央アジアとの協力拡大に大きく貢献した」と述べました。
文大統領はまた、「南北首脳会談が開かれるたびに送ってくださった親書は、韓半島の平和政策を進めるうえで大きな力になった」と、感謝の意を表しました。
これに対し、ミルジヨエフ大統領は、「極めて短期間の間、韓半島で多くの変化が起きている。韓半島の平和政策への支持を改めて表明する」と応えました。
両氏の会談は2017年11月以来、およそ1年5か月ぶりです。
文大統領は韓国大統領として初めてウズベキスタン議会で演説する予定です。ウズベキスタンは18万人に近い朝鮮系住民「高麗人」が住んでいます。
ウズベキスタンは1992年に韓国と国交を結んで以来、2006年から戦略的パートナー関係を維持しています。一方、北韓との間では、4回目の核実験後の2016年8月から北韓大使館を閉鎖しています。
文大統領は、21日からは最後の訪問国、カザフスタンを訪れます。