ロシアのプーチン大統領は25日、武装解除に当たる非核化の実現には、北韓の体制維持への保証が必要だと語りました。
プーチン大統領はロシア極東のウラジオストクで行った北韓の金正恩（キム･ジョンウン）国務委員長との首脳会談のあと、記者会見し、
「金委員長は、非核化を実現したいが、そのためには安全の保証が必要と考えている。体制の保証は多国間の枠組みの中で提供される必要がある」として、2008年以降中断したままになっている6か国協議の再開の必要性を強調しました。
そのうえで、プーチン大統領は、中国北京で26、27日に開かれる巨大経済圏構想「一帯一路」の国際会議に出席し、この問題について中国やアメリカと協議する意向を明らかにしました。
一方、金委員長はこの日、プーチン大統領との2時間におよぶ１対１の単独会談に続いて、閣僚らを交えた拡大会合に臨み、その冒頭、プーチン大統領との会談について「戦略的に地域情勢の安定を図り、共同で情勢を管理していく問題について深く意見を交わした」と述べました。