洪楠基(ホン・ナムギ) 副総理兼企画財政部長官が中国が進める巨大経済圏構想「一帯一路」の国際会議に出席するため、25日、北京に向かいました。
中国で26日と27日に開かれる第2回「一帯一路」国際協力フォーラムは、中国が進める巨大経済圏構想「一帯一路」の戦略方針や具体的な課題を紹介し、協力のあり方について参加各国と議論する会議です。
「一帯一路」は、内陸部と海上のそれぞれのルートで、沿線国をつないで新しい経済圏を作ろうという中国主導の巨大経済圏構想で、かつて東洋と西洋を結んで繁栄した古代シルクロードを現代に再現させ、中国を中心にアジア・ヨーロッパ、アフリカ諸国を巻き込んで貿易を拡大しようという経済プロジェクトです。
今回の国際協力フォーラムには、37か国の首脳をはじめ、100か国あまりから長官級の高官、それに国際機関のトップが出席する予定です。
このフォーラムで、洪副総理は韓国政府が進める新北方政策・新南方政策を紹介し、「一帯一路」との接点を探りながら、協力を模索する方針です。
また、フォーラムに出席する各国の高官らと2国間会談を行う予定で、中国の国務院副総理との会談では、韓中の経済協力に関する懸案について話し合い、中国に進出している韓国企業の課題の解消を求める方針です。
またアジアインフラ投資銀行(AIIB)総裁と会って、韓国企業がインフラ事業に参入できるよう協力を呼びかけます。