韓日米3国の防衛当局による実務者協議が9日、ソウルの国防部で開催されました。
11回目となる今回の協議には、韓国側から国防部のチョン・ソクファン国防政策室長、日本側からは防衛省の石川武防衛政策局次長が、アメリカ側からはシュライバー国防次官補(アジア太平洋担当)がそれぞれ代表として出席しました。
今回の協議で韓日米3国は、韓半島の非核化と、恒久的な平和定着に向けて協調していくための方策を議論し、とくに、北韓の飛翔体発射実験を含めた、最近の安保情勢に関して情報を共有し、共同で対処する対策を模索したものと見られています。
今回の協議は、去年12月、韓日間の「レーダー照射問題」以来、韓国と日本の防衛当局者が初めて公式に会談する場でもあるため、韓日間の防衛協力を再開するための方策も議論されたものと見られます。
一方で、3国間の協議に先立って行われたアメリカと日本の2国間協議が、国防部の庁舎ではなく駐韓アメリカ大使館で行われたことから、韓日関係には依然としてわだかまりが残っているとの見方も出ています。