アメリカのジョージ・W・ブッシュ元大統領が23日に慶尚南道(キョンサンナムド)金海(キムヘ)市で行われる故盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の10周忌追悼式に出席します。
「人が暮らす世の中盧武鉉財団」の関係者は13日、「ブッシュ元大統領が金海(キムヘ)市烽下(ポンハ)マウルで行われる追悼式に出席することが決まった」と明らかにしました。具体的な日程についてはまだ協議中だということです。
ブッシュ元大統領は、盧武鉉元大統領と在任期間が重なります。
ブッシュ元大統領は、退任後に書いた自伝「決断のとき」で、盧武鉉元大統領について、「いくつかの主な懸案において彼が見せてくれたリーダーシップを高く評価する。イラクでの民主主義の定着を支援するために韓国軍を派兵したことや韓米FTA=自由貿易協定を締結したことがその例だ」「2009年に突然の悲報を聞いて深い悲しみに暮れた」などと綴っています。
ブッシュ元大統領は、アメリカの首脳として、「韓国戦争の終戦宣言」を初めて提案した大統領でもあります。2006年11月にベトナム・ハノイで行われた韓米首脳会談で、ブッシュ大統領は盧武鉉大統領に、「北韓が核を放棄すれば、北韓と終戦協定を締結する用意がある」と述べたとされています。