イギリスのEU=ヨーロッパ連合離脱に備えて、韓英FTA=自由貿易協定の締結などについて話し合う第6回韓英貿易作業班会議が15日、ソウルで開かれました。
会議には、首席代表として韓国から産業通商資源部通商交渉室長、イギリスから国際通商部次官補がそれぞれ出席しました。
産業通商資源部によりますと、会議では、イギリスのEU離脱に関する最近の動きを共有し、韓・EU間のFTAにもとづいて、両国間の互恵的貿易を維持し、韓国とイギリスの通商関係を安定的に発展させていく方策について議論しました。
韓国政府は、イギリスとの通商関係の連続性を確保するため、韓英FTAが適時に発効できるよう締結作業を進めていると明らかにしました。
イギリスとEUは、ことし10月末まで離脱を延期し、イギリス下院がEU離脱合意案を承認する場合、離脱日を前倒しできるとする案で先月、合意しています。
しかし、イギリスがEUとの合意なしに脱退する「合意無き離脱(no deal Brexit)」の可能性も依然として残っています。