先月の失業率が4.4%となり、4月の失業率としてはこの19年間で最悪となったことがわかりました。
統計庁が15日、発表した「2019年4月の雇用動向」によりますと、先月の失業率は前の年の同じ月に比べて0.3ポイント上昇して4.4%だったということです。
4月の失業率としては4.5%だった2000年4月以来もっとも悪い数字となりました。
失業者数も124万5000人で、この19年間でもっとも多くなりました。
これは、地方公務員試験の受付期間が通常の3月からことしは4月に延期されたことで、若年層の失業者が増えたことが影響したとみられます。
また先月の就職者数が30代で9万人、40代で18万7000人それぞれ減少したことも失業率の上昇につながったとみられます。