アメリカ国務省が最近、イラクに駐在する自国の大使館職員などに対し、イラクからの出国を命じたことについて、韓国外交部は「イラクの状況は常に見守っている」と明らかにしました。
外交部の当局者は16日、「有事の際、イラクから速やかに撤収できるよう、万端の準備をしている」としたうえで、「イラクの状況は常に見守っている」と明らかにしました。
政府は、イラクを渡航禁止国に指定していますが、現在、特別許可を受けた韓国人1500人あまりが経済活動などの理由で滞在しています。
イラクの首都バグダッドにあるアメリカ大使館は現地時間の15日、ホームページに、「アメリカ国務省が緊急性の低い業務を担当する職員に出国を命じた」と掲載しています。
こうした措置は、最近、アメリカとイランの間で緊張が高まり、アメリカ人やアメリカの施設がイラク内の反米組織の標的にされる可能性に備えたものとみられます。