政府は、タバコのパッケージに印刷する警告表示の大きさを包装全体の75%まで広げることなどを盛り込んだ禁煙総合対策をまとめました。
新種のタバコ製品が増え、禁煙しようとする人が減る傾向にあることから、禁煙の雰囲気を再びつくる狙いがあります。
まず、タバコのパッケージに印刷する警告表示の大きさを包装全体の面積で、いまの50%から75%まで広げます。
タバコの包装を簡素化した「プレーンパッケージ」も導入します。
プレーンパッケージ規制は、包装を標準・画一化することで、広告効果を削減し、喫煙者数の減少を目指す仕組みです。
電子タバコの本体にも、警告表示を義務付けます。
また、児童・生徒の興味をそそる動物・アニメキャラクターなどはタバコの広告に使用できなくなります。
さらに、すべての公共施設で室内での喫煙を段階的に禁じます。
保健福祉部は2025年までにすべての屋内喫煙所をなくし、受動喫煙の被害を最小限に抑える方針です。
韓国の喫煙率は、2008年から年々下落していますが、おととしの時点で成人男性の喫煙率は38%と、OECD=経済協力開発機構加盟国の中では4位の高さとなっています。